
ポプラ社の第1回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作ということで、前回に引き続き若い作家の本を読んでみた。
うーーむ。賛否両論あったというだけに、ちょいクセがありますね。
三段跳びをするのに、42.195kmの助走をしたという感じ。
映画「ディアハンター」に似た演出で、後半のために前半の甘い菓子を食べなくてはいけない。
この作品では、阪神大震災が裏に隠れている。
あれは、生と死を率直にミツメルことを忘れてしまった現代人に対する警鐘だったのだろうか。
我々は普段、あまりにも多くの死を単純に見過ごしている。
些細なもの、小さきもののたくさんの犠牲の上にこの生活は成り立っている。
だから感覚が麻痺してしまったのかな。
せっかく産まれてきた命に対しても、真正面から捉えることができず、
気に入らないという理由で粗末に扱ってしまう現代人が多い。
自分自身の「生」でさえ、見据えること出来なくなっているのだから。。。
にしても・・・ 前半のけだるさは何だろうか。楽しめる人には楽しめる。
けど、むやみに奇抜をてらった過剰演出がテンポよく散りばめられ、
これって必要なことなの?って何度も首をかしげるし、まるで漫画だ。
そのおかげで後半の盛り上がりがあるのだけど・・・
私に心の余裕がない証しだろうか。。。ちょっと辛かったです。
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2009年10月
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このページは、mammaが2007年2月18日 22:58に書いたブログ記事です。
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